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SHIELD DRM SharePoint連携方式マイグレーション案内

本文書はSHIELD DRMサービスのMicrosoft 365環境で使用中のSharePoint連携方式変更に関する内容を案内するために作成されました。 Microsoftの技術ポリシー変更に伴い、既存のAdd-In方式は今後サポートされず、これに伴いSHIELD DRMサービスもイベントレシーバー基盤の新しい方式に切り替わります。


既存Add-In方式およびイベントレシーバー方式の概要

SHIELD DRMはこれまでSharePointとの連携のためにMicrosoft 365のAdd-In方式を使用してきました。 この方式は.app形式のアドインを各SharePointサイトに個別にインストールし、これを通じて文書作成・編集などのイベントを検知する構造です。

一方、**イベントレシーバー(Event Receiver)**方式はAzure基盤の中央受信サーバーを通じてイベントを直接検知し、個別サイトインストールなく統合的なイベント管理をサポートします。

  • 比較図表
項目既存(終了予定)変更後(標準方式)
連携方式Add-In(.appインストール必要)Event Receiver(中央受信方式)
インストール対象各SharePointサイト別中央連携
終了日付2026年4月2日該当以前まで切り替え必要

Microsoftポリシー変更およびSHIELD DRMサービス方向

Microsoftは2026年4月2日付でAzure Access Control Service(ACS)およびSharePoint Add-In方式を公式終了すると発表しました。

これに伴いSHIELD DRMは以下のようなポリシーを策定しました:

  • 既存Add-In方式を使用するMicrosoft365メニューは順次終了されます。
  • すべてのSHIELD DRMユーザーおよび顧客社はイベントレシーバー方式への切り替えが必要です。
  • SHIELD DRM管理者ページ内イベントレシーバーメニューが新規提供され、既存ポリシーおよびサイト情報は該当メニューにマイグレーションが進行します。

該当切り替え作業は2026年3月までに完了する必要があり、以降Add-In方式のポリシーは動作しません。


イベントレシーバー方式へのマイグレーション方法

イベントレシーバー方式への切り替えはSHIELD DRM管理者ページで簡単に進行できます。

1. マイグレーションメニューアクセス

  • SHIELD DRM管理者ページにログイン後、[連動管理 > Microsoft365]メニューに進入します。
  • メニュー上部に**"イベントレシーバーにマイグレーション"ボタンまたは案内バナー**が表示されます。

2. 有効性検証およびアプリ同意確認

  • マイグレーション進行前、システムは自動的にイベントレシーバーサポート有無および事前条件を確認します。
  • アプリ同意が必要な場合、管理者にMicrosoftアプリ権限同意URLが提供されます。

3. マイグレーション実行

  • 案内ポップアップでマイグレーション説明を確認した後、**[確認]**ボタンをクリックするとマイグレーションが進行します。
  • マイグレーション中は既存メニューの一部機能が制限される場合があり、完了後イベントレシーバーメニューのみ表示されます。

4. 失敗時対応

  • 一部サイトがマイグレーションに失敗する可能性があり、これに対する再試行および失敗リスト確認UIが提供されます。
  • 失敗事由は詳細ログで確認可能で、必要時SHIELD DRM運営チームにお問い合わせください。