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レポート

[レポート] 照会


1. システム性能統計

システム性能統計は、SHIELDEXシステムの全体的なパフォーマンス指標を視覚的にモニタリングできる機能です。
この画面では、CPU、メモリ、ディスク使用率およびネットワーク送受信量など、主要なリソースの使用状況が平均値とグラフで提供されます。
これにより、管理者はシステム負荷を一目で把握し、性能異常の兆候を早期に検出することが可能です。

⚠️ 本メニューは「システム管理者」アカウントでログインした場合に表示されます。
管理者権限の設定は [管理者設定] > [アカウントおよび権限管理] にて行えます。


照会条件

  • 単位時間の選択:10分/1時間/1日 単位で照会可能
  • 時間帯選択:開始および終了時間の指定が可能
  • 日付範囲の指定:照会対象の期間をフィルタリング可能

ⓘ すべてのデータは選択された時間単位の平均値で表示されます。


システム性能の平均統計

指定期間内の平均使用率をカード形式で要約表示:

  • CPU使用率:CPUの平均使用率(%)
  • メモリ使用率:メモリ全体に対する平均使用率(%)
  • ディスク使用率:Cドライブ、Eドライブ等の平均使用率(%)

ⓘ 各項目は%表示され、数値が高いほど負荷が高い状態です。


ネットワークトラフィック統計

  • 受信量:外部から受信した総データ量(MB)
  • 送信量:外部に送信した総データ量(MB)

システム性能総合チャート

  • チャート構成

    • X軸:選択された時間単位(例:10分単位)
    • Y軸:性能指標別の使用率・トラフィック量
  • 指標表示項目

    • CPU(%)
    • メモリ(%)
    • ディスク(C:, E:)
    • ネットワーク受信量(MB)
    • ネットワーク送信量(MB)
  • マウスオーバーで詳細数値確認可能

  • 拡大/縮小/移動可能

  • チャートはSVG、PNG、CSVとしてダウンロード可能


レポート活用ガイド

  • リソース過負荷確認:CPU/メモリ使用率が高い場合、サービス過多や障害の兆候が疑われます。
  • ディスク監視:使用率急増時はログ/ファイル整理が必要です。
  • トラフィック異常探知:急激な変動はマルウェアの可能性もあります。

2. 流入および処理統計 - 総合統計

SHIELDEX CDRシステムに流入したファイルの処理結果を統計的に可視化し、処理結果の傾向を分析します。
右上の期間指定で統計の対象期間を切り替え可能です。

活用目的:

  • CDR結果(成功/例外/ブロック)の分布確認
  • 時系列、拡張子別の統計分析
  • チャンネル別流入/ブロック現況確認

⚠️ 本メニューは「システム管理者」または「チャンネル管理者」でログインした場合に表示されます。
管理者権限の設定は [管理者設定] > [アカウントおよび権限管理] にて行えます。


CDR結果統計

  • 成功:無害化されたファイル
  • 例外:ポリシーにより原本で通過
  • ブロック:ポリシーによるブロック

円グラフおよびリスト形式で表示されます。
“詳細表示”ボタンで内訳を確認可能です。


日次流入統計(増加傾向)

  • 棒グラフで日別の流入数を可視化
  • 異常な増加やピーク検出に活用可能

拡張子別統計

  • 棒グラフで拡張子分布を表示
  • 拡張子ごとの使用傾向の分析が可能

3. チャンネル別統計

チャンネル単位で流入、反映、ブロック結果を集計・比較できる画面です。
セキュリティポリシーの効果や運用現況の総合評価が可能です。

⚠️ 本メニューは「システム管理者」が特定チャンネルにアクセスした場合に表示されます。
管理者権限の設定は [管理者設定] > [アカウントおよび権限管理] にて行えます。


チャンネル統計概要

棒グラフで各チャンネルの処理結果を可視化:

区分説明
流入件数該当チャンネルに流入した総ファイル数
反映件数CDR成功または例外処理で受け入れた件数
ブロック件数ポリシーにより拒否された件数

チャンネル別ブロック詳細

  • ブロック理由ごとに一覧で表示されます。
  • 暗号化、未対応拡張子、改ざんなどが含まれます。

繰り返し発生する理由は、セキュリティポリシーの再設定が必要です。


4. コンテンツリスク統計

コンテンツに含まれる要素のリスクレベルを分類・可視化し、どのような脅威が流入しているかを確認できます。

⚠️ 本メニューは「システム管理者」または「チャンネル管理者」でログインした場合に表示されます。


リスクレベル分類

レベル説明
安全リスク要素が検出されていない場合
疑わしいオブジェクトやハイパーリンクが含まれる場合
警告マクロやActiveXが含まれる場合
危険外部データリンクが存在する場合
深刻特定できないコンテンツが含まれる場合
改ざんフォーマットと拡張子が一致しない場合
  • 可視化構成
    • 円グラフで各レベルの割合を表示
    • カード形式で代表的なコンテンツと件数を表示
    • “詳細表示”で該当ファイルの一覧確認可能

コンテンツ要素統計

  • 棒グラフ:リスク別の検出件数を視覚表示
  • テーブル:要素ごとの件数と割合を確認

主な検出項目:

  • マクロ
  • 外部DDEリンク
  • ActiveX
  • ウイルス
  • ハイパーリンク
  • 拡張子改ざん
  • OLEオブジェクト
  • ファイルサイズの変化
  • 外部静的リンク(External Link)
  • PDFオブジェクト

ⓘ 各リスクと対応するコンテンツ要素の全体傾向を一目で確認できます。