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無害化結果

[無害化結果] 照会

SHIELDEX File の無害化結果メニューは、システムで処理されたすべてのファイルについて、無害化成功の有無、リスクレベル、詳細情報およびログを確認できる重要な機能です。
管理者はこの画面からファイルごとのセキュリティ処理状態を点検し、必要に応じてExcelで結果をエクスポートできます。

⚠️ 本メニューは「システム管理者」アカウントで特定チャンネルページにアクセスした場合、または「チャンネル管理者」アカウントでログインした場合に表示されます。
管理者権限の設定は [管理者設定] > [アカウントおよび権限管理] にて行えます。


1. 無害化結果画面へのアクセス

  • 左側メニューの [無害化結果] をクリックすると、処理履歴リストが表示されます。

▷ 提供項目(一覧)

項目名説明
処理結果無害化の成否
ウイルス結果ウイルス検出の有無
リスクレベル(原本)分析されたファイルのリスクレベル(例:安全、疑わしいなど)
チャンネルリクエスト/レスポンス時間処理要求のタイムスタンプ
ファイル名/サイズ対象ファイルの情報
ユーザー情報ユーザーID、チャンネルコード、業務コードなど
無害化ログ処理内容の詳細ログ
キュー開始時間キューへの投入時間
開始/終了時間無害化処理の実行開始・終了時間
所要時間処理に要した時間(秒単位)

▷ 処理結果の内訳

状態説明
完了成功、例外、ブロックの合計です。
成功無害化処理が正常に完了した場合。
例外ポリシーにより原本がそのまま取り込まれた場合。
ブロックポリシーによりブロックされた場合。

▷ リスクレベルの内訳

レベル説明
安全リスク要素が検出されなかった場合。例外ファイルは含みません。
疑わしいオブジェクトやハイパーリンクが含まれている場合。
警告マクロやActiveXが含まれている場合。
危険外部データ接続が可能な要素が含まれている場合。
深刻判別できないコンテンツが含まれている場合。
改ざんフォーマットと拡張子が一致していない場合。

2. 検索およびフィルター機能

  • 上部の入力欄で日付範囲を指定して検索できます。
  • ファイル名、拡張子、作業ID、ユーザー情報による検索も可能です。
  • フィルター(原本/無害化ファイルサイズ、チャンネル/業務コード、処理結果、リスクレベルなど)で条件を絞ることができます。
    • ファイルサイズフィルターでは、指定サイズ以上のファイルが表示されます。

3. Excelエクスポート機能

  • 上部メニューの [エクスポート] をクリックすると、現在のリストが CSV形式でダウンロード されます。

4. 無害化結果詳細の確認

  • 結果リストから項目を選択すると [無害化結果詳細] ポップアップが表示されます。

▷ 無害化詳細情報タブ

項目説明
リクエスト時間/作業ID一意の処理識別子とタイムスタンプ
ファイル情報/サイズ(前後)名前、形式、処理前後のサイズ
ユーザー情報氏名、ID、部署、役職
リクエスト情報アップロード方式、リクエストIP
処理結果無害化成功の有無
無害化ログ無害化処理の詳細説明
リスクレベル分析されたファイルの危険度
詳細分析情報無害化結果に対する詳細な解析情報
ファイルダウンロード原本/無害化ファイルのダウンロードが可能(削除済みの場合不可)

▷ 所要時間クリック時:処理タイムライン

項目説明
リクエスト時間無害化処理の開始要求時間
キュー情報キュー状況(待機数/同時処理数)
待機時間実処理開始までの待ち時間
処理開始・終了時間無害化処理の開始と終了のタイムスタンプ
所要時間無害化に要した時間
状態照会時間完了後にステータス照会された時間
ダウンロード時間ダウンロードリクエスト時間

▷ 無害化ログクリック時:詳細ログポップアップ

項目説明
ファイル名処理対象のファイル名
作業ID一意の無害化処理ID
無害化結果コード数値コード(0 = 成功、その他はエラー)
詳細結果コード詳細な処理ステータス(例:200000 = 再構築完了)
詳細メッセージ処理結果に関するメッセージ(例:再構築完了、拡張子未対応など)
詳細情報補足説明

▷ [虫アイコン] クリック時:作業ログポップアップ

  • 無害化結果詳細画面の右上の虫アイコンをクリックすると、以下の情報が確認できます:
    • 無害化進行情報:処理の全体フローを時系列のタイムラインで表示
    • 無害化情報:システムの応答情報をJSON形式で表示
    • モジュール情報:使用されたエンジンモジュールの名前とバージョンをJSONで表示

▷ [フォレンジックデータ情報] タブ

  • 文書ファイルの**メタデータ(静的属性)**を解析表示します。
  • 作成・修正履歴、使用ツール、パーミッション、構造情報などが確認できます。

主要確認項目:

  • 作成/修正日時
  • 作成ツール(例:HWP, Word)
  • 印刷/編集/コピーの権限設定
  • 暗号化、フォント埋め込み、XFA有無
  • PDFバージョン、ページ数など

原本が削除されている場合、本タブの情報は提供されません。


▷ 圧縮ファイル(zip等)の子ファイル詳細表示

  • .zip, .tar, .7z などの圧縮ファイルに対しては、[詳細アイコン]をクリックすると子ファイルの処理結果を表示します。
  • 子ファイルをクリックすると、通常の無害化詳細画面と同様に内容を確認できます。