リモートコンソール(SSH)
リモートコンソール機能は、管理者が登録したサーバー情報に基づき、ユーザーがウェブブラウザを通じてそのサーバーに安全にSSH接続できるように提供される機能です。
ユーザーは別途プログラムをインストールすることなく、ブラウザ上でコマンドを入力し、ファイルをアップロードまたはダウンロードできます。
1. 機能概要
- この機能は、SSHベースのリモート接続をウェブブラウザ環境で提供するためのものです。
- 管理者がSSH接続に必要なサーバー情報を登録すると、ユーザーは登録済みのサーバーにワンクリックで接続できます。
- 接続はブラウザ上で提供され、ユーザーにはSSHターミナルとして表示されます。
- 認証情報の入力は不要で、管理者が事前に登録した情報を用いて自動的に接続されます。
2. サーバー登録方法
サーバーの登録は管理者ページで行い、以下の項目を入力する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
サーバー名 | ユーザーに表示されるサーバー名です(重複不可)。 |
IPアドレス | SSHで接続するサーバーのIPアドレス(IPv4形式)。例:192.168.0.10 |
ポート | SSH接続のポート番号。 |
ID / パスワード | サーバーに接続するためのログインアカウント情報。ユーザーはこの情報を入力せず、登録済みの情報で自動的に接続されます。 |
説明(任意) | 登録したサーバーの目的や分類など、管理者向けの参考情報として記載できます。 |
⚠️ サーバーの接続情報(ID、パスワード、ポートなど)は正確に入力してください。
誤って入力した場合、ユーザーは接続に失敗する可能性があります。
3. サーバー一覧管理
- 登録済みのサーバーは一覧で確認でき、[編集] または [削除] が可能です。
- 編集可能な項目は以下の通りです:
- サーバー名
- IPアドレス
- ポート番号
- ID / パスワード
- 説明
- 削除すると、ユーザー画面でもそのサーバーは表示されなくなります(接続中のセッションは維持されます)。
4. ユーザー接続の流れ
- ユーザーは認証情報の入力なしに、登録されたサーバーを選択してすぐにSSH接続できます。
- 接続が開始されると、ブラウザ内でターミナルが起動し、基本的なコマンド入力およびファイル転送機能が提供されます。
- ユーザーの視点では、ローカルターミナルのように自然に使用でき、サーバーとの通信はRBIセキュリティが適用された環境で行われます。
5. 案内および推奨事項
- 登録されたサーバー情報が正しくない場合、ユーザーの接続試行は失敗します。
→ 特にIP、ポート、ID/PWの入力ミスにご注意ください。 - 現時点では、登録時に接続テスト機能は提供されていません。そのため、登録前に対象サーバーへの接続権限が正常に設定されているかを事前に確認してください。
- SSHサーバー側でポートがブロックされていたり、パスワード認証が無効化されている場合は接続できませんので、
サーバー環境に応じた適切な接続情報が構成されているかもあわせてご確認ください。