アプリケーシ ョン条件付きポリシー
アプリケーション条件付きポリシーは、作成したアプリケーションに対するアクセス権限および利用ポリシーを細かく管理するための機能です。 メンバー、場所、時間などの条件に応じてアプリケーションへのアクセスを制御し、様々なセキュリティポリシーを適用することが可能です。
基本的な画面構成
条件付きポリシーの画面は、以下のように構成されています。:
- 条件付きポリシーのタブ: ホームで作成したアプリに条件付きポリシーを適用できるタブ
- 優先順位: ポリシーの優先順位を表示します。(数値が小さいほど優先順位が高くなります)
- ポリシーの追加: 左上の**[➕ポリシー追加]**ボタンで新しいポリシーを作成します。
- 検索: 特定のポリシーを検索できる検索画面
ポリシーのインポート
- バックアップしておいた JSON ファイルをインポートして条件付きポリシーを登録することができます。
[使用方法]
- ダウンロード : 項目のチェックボックスにチェックを入れる > 上のボタンバーから[ポリシーダウンロード]ボタンをクリッ クして jsonファイルをダウンロード
- インポート : [ポリシーのインポート]ボタンをクリックしてバックアップしておいた jsonファイルを選択して登録します。
➕ポリシーの追加
**[➕ ポリシーの追加]**をクリックすると、新しい条件付きポリシーの作成ページに移動し、以下の項目を設定できます。:
- ポリシー基本情報
- 条件
- 適用ポリシー
- 使用設定
📌 ポリシー基本情報
ポリシー名
- 名前 (必須): 最大20文字まで入力可能です。
- 説明 (選択): 最大200文字まで入力可能
- 条件付きポリシー名は必須項目で、ポリシーを識別するための一意の名前を入力してください。
メンバー
この条件付きポリシーに割り当てる、または除外するユーザーやグループを構成メンバーとして設定します。
割 当
- すべてのユーザー: すべてのユーザーにポリシーを適用します。
- ユーザーまたは、グループ選択: 特定のユーザーやグループを検索して選択します。
- 検索画面にユーザー名またはグループ名を入力して検索します。
- 選択したユーザーまたはグループは、下のボックスで確認可能です。
除外
- ポリシーから除外するユーザーまたは、グループを指定します。
- 除外されたメンバーには、割り当ての有無にかかわらずポリシーは適用されません。
- 'すべてのユーザー'オプションは、除外項目からは利用できません。
- 除外するメンバーを選択すると、下のボックスで除外されたメンバーの一覧を確認できます。
対象アプリ
- この条件付きポリシーを適用するアプリまたはアプリグループを選択します。
- 選択したアプリまたはアプリグループにのみポリシーが適用されます。
- 複数のアプリを選択でき、アプリグループ単位での選択も可能です。
条件設定
ポリシーの判定する際、場所や時間などのアクセス環境を条件として設定します。 割り当てられた条件に基づいてユーザーのアクセス環境を判定し、ポリシーの適用可否 を決定します。
場所条件
場所(IP)条件は、次の2つの項目のいずれかを選択できます:
- すべての場所 (既定値): 特定の場所条件を設定せず、すべての場所からポリシーが適用されます。
- 例外選択: すべての場所のうち特定の場所のみを除外したい場合は、「例外の選択」から除外する場所を指定してください。
- 登録済みの場所を選択: Security365管理センターの条件項目で、登録済みの場所の中から選択します。
- '場所を選択してください。'をクリックして登録された場所のリストを確認
- [+場所登録]: 新しい場所条件を追加するには、クリックしてください。
- 例外選択: 選択した場所の中から特定の場所を除外するには'例外選択'を利用します。
時間条件
時間条件は、次の二つの項目のいずれかを選択できます。:
- すべての時間(既定値): 特定の時間制限を設けず、常にポリシーが適用されます。
- 例外選択: すべての時間帯のうち特定の時間帯のみを除外したい場合は'例外選択'を通じて除外する時間を指定します。
- 登録済みの時間を選択: Security365管理センターの条件項目で、登録済みの時間帯の中か ら選択します。
- '時間を選択してください。'をクリックして登録済み時間リストを確認します。
- [+時間登録]: 新しい時間条件を追加するには、クリックしてください。
- 例外選択: 選択した時間帯の中から特定の時間帯を除外するには'例外選択'を使用します。
条件管理に関する注意事項
- 場所や時間の条件は、Security365管理センターの「条件項目」メニューから登録・削除・編集できます。
- 複雑な条件が必要な場合は、例外選択を活用して細かく設定を行ってください。
強制ポリシー
アクセスポリシー
この条件付きポリシーが適用される対象にメンバーがアクセスしようとする際のアクセス権限を設定します。
アクセス許可の有無
- アクセスのブロック: 該当条件が満たされた場合、アプリへのアクセスは完全に制限されます。
- アクセスの許可: アプリへのアクセスを許可し、追加の認証手段を設定できます。
追加の認証手段 (アクセスを許可する場合にのみ設定できます。)
-
使用しない: 追加の認証なしで対象にアクセスします。
-
E-mail認証:
- 認証コードの入力画面が表示され、認証が実行されます。
- 制限時間: 5分
- 時間内に認証コードを受信できなかった場合、'認証コードの再送信'をクリック
-
OTP認証:
- 初回登録時にQRコードと復元キーが案内されます。
- 登録後に認証コードを入力して認証を実行します。
⚠️ 認証失敗時
- "認証に失敗しました。"との案内ポップアップが表示されます。
- 該当対象へのアクセスができません。
使用ポリシー
アプリ内でのユーザーの操作を制御するポリシーを設定します。すべての操作制御項目について、許可またはブロックを選択できます。
操作制御項目
キーボード入力
- 許可・ブロック設定
- ブロック時: "ポリシーによりキーボード入力は禁止されています。" という案内が中央下に表示されます。
サイトへの移動
- 許可・ブロック設定
- 許可: すべてのサイトへ自由に移動できます。
- ブロック: 代表URLおよび関連URLにのみ移動できます。
- ブロックされたサイトに接続した場合: "ポリシーにより禁止されている操作です。" という案内ページへ移動します。
ファイルのアップロード
- 許可・ブロック設定
- 許可時の追加設定:
- ファイル拡張子の制限: 許可するファイル拡張子を選択してください。(例: jpg、png、pdfなど)
- 保存先の選択:
- ローカルストレージ
- SHIELDGateのファイルストレージ
ファイルのダウンロード
- 許可・ブロック設定
- ブロック時: "ポリシーにより禁止されている操作です。ポリシーによりダウンロードは禁止されています。" という案内ページに移動し、閉じるボタンで前の画面に戻ります。
- 許可時の追加設定:
- ファイル拡張子の制限: 許可するファイル拡張子を選択してください。
- 保存先の選択:
- ローカルストレージ
- SHIELDGateのファイルストレージ(選択すると、SHIELDriveストレージを指定できます。)
⚠️ SHIELDriveストレージ使用時の注意事項
- 予め該当のメンバーがSHIELDriveストレージに割り当てられている必要があります。
- ストレージが割り当てられていない場合、ファイルをダウンロードすることはできません。
クリップボードへのアクセス
- 隔離ブラウザ↔ユーザーPC間のコピー&ペースト操作を制御します。
- 方向別に個別設定が可能:
- アイソレーションブラウザからユーザーPCへのクリップボードアクセスの許 可可否
- PCからアイソレーションブラウザへのクリップボードアクセスの許可可否
- ブロック時: "ポリシーによりクリップボードの使用は禁止されています。"という案内が中央下に表示されます。
画面ロック
- 画面ロックを有効にすると、一定時間操作がない場合にロック画面が表示され、画面内のデータが保護されます。
- 機能を有効にすると、アイドル時間を指定できます。 (分単位)
- アイドル時間が経過した場合:
- 1次案内: 画面のロックを予告します。
- 2次案内: 画面ロック
- '更新'ボタンをクリックすると、作業ページに戻ることができます。
スクリーンマーキング
- 有効/無効の設定が可能です。
- 有効時: ユーザー名やメールアドレスなどの情報を含むウォーターマークを画面上に表示します。
- データ漏えいの防止と責任追跡性の強化
ビデオ会議モード
- ビデオ会議が必要な業務システムで有効化されます。
- 有効化時の制限事項:
- SHIELDGateのショートカット機能は使用できません。(右上のショートカットアイコンは表示されません。)
- ビデオ会議のパフォーマンス最適化のための設定
ポリシーの使用設定
この条件付きポリシーの使用可否および有効期間を設定できます。
使用可否
- 使用する: ポリシーが有効化されると直ちに適用されます。
- 使用しない: ポリシーが無効化されているため、動作しません。
有効期間
- 設定しない: 無期限で動作します。
- 有効期間を使用:
- '有効期間'項目にチェックを入れるとカレンダーが有効になります。
- 開始日と終了日を選択して期間を設定します。
- 設定された期間中のみポリシーが動作します。
💡 ポリシー適用の優先順位
- 複数のポリシーが競合する場合は、優先順位の高い(数値の小さい)ポリシーが適用されます。
- ポリシー一覧でドラッグ&ドロップによって優先順位を調整できます。
- 同じ条件に対して複数のポリシーが設定されている場合、最も制限の厳しいポリシーが優先的に適用されます。
- ポリシーの優先順位は、ポリシーを効果的に管理するために重要であるため、慎重に設定する必要があります。