入力機微情報管理
正規表現を登録し、業務システム(アプリ/URL入力欄)でユーザーが入力したテキスト内容を制御することで、機微情報を保護します。
正規表現登録
1. 正規表現登録開始
- 業務システムのサブメニュー「入力機微情報管理」をクリックします。
- [+正規表現登録] ボタンをクリックします。
- 右側に「正規表現登録」スライドパネルが開きます。
2. 正規表現基本情報入力
名前(必須)
- 正規表現を識別できる名前を入力します
- 例: 「住民登録番号」「クレジットカード番号」「携帯電話番号」など
説明(任意)
- 該当する正規表現の詳細説明を入力します
- どの種類の機微情報を検出するかを明示します
3. 正規表現パターン入力(必須)
正規表現作成
- 検出したい機微情報のパターンを正規表現で入力します
4. 正規表現テスト
テストテキスト入力
- 「正規表現テスト」入力欄にサンプルデータを入力します
- 入力した正規表現が正しくマッチするかをリアルタイムで確認できます
マッチ結果確認
- 正規表現と一致する場合: 成功メッセージを表示
- 正規表現と一致しない場合: 「一致しない正規表現が入力されました」エラーメッセージを表示
- 完全なパターンがマッチしてはじめて正しいものとして認識されます
5. 正規表現保存
- すべての情報を入力しテストを完了したら [登録] ボタンをクリックします
- [キャンセル] ボタンをクリックすると入力内容は保存されず、パネルが閉じられます
正規表現リスト管理
各正規表現は固有の名前で管理され、後でポリシー設定時にこのリストから選択して利用できます。
入力機微情報ポリシー設定
正規表現を登録した後、別途ポリシー設定を行い、次のような詳細条件を設定できます。
1. ポリシー基本情報
- ポリシー名: ポリシーを識別できる名前
- メンバー: ポリシーが適用される対象メンバー
- 説明: ポリシーに関する詳細説明
2. 対象システム選択
- すべての業務システム: 登録済みのすべての業務システムにポリシーを適用
- 特定の業務システム: URLを直接入力し特定システムにのみ適用
3. 正規表現選択
- 事前に登録された正規表現リストから適用するパターンを選択します
- 複数の正規表現を選択して利用することもできます
4. 条件設定
- 位置条件: 特定の位置でのみポリシーを適用
- 時間条件: 特定の時間帯でのみポリシーを適用
- デバイス条件: 特定のデバイスタイプでのみポリシーを適用
5. 監査ポリシー
- ログ記録オプション: ブロックのみ記録、または許可とブロックの両方を記録
- ログ詳細度: ユーザー入力テキスト内容を含めるかどうか
6. ポリシー有効化
- 使用設定: ポリシーの有効化/無効化状態
- 有効期間: ポリシー適用期間の設定
ポリシーリスト管理
ポリシーリスト確認
登録されたポリシーはリストとして表示されます。
ポリシー優先順位設定
- ポリシーリストでドラッグ&ドロップにより順序を変更できます
- 順序が高いほど優先順位が高くなります
- 複数のポリシーが同時に適用される場合、優先順位の高いポリシーから処理されます
ポリシー修正および削除
- 登録されたポリシーを選択して修正または削除できます
- ポリシー修正時には同じ設定画面が表示されます
ログ記録
- 設定された監査ポリシーに従い、すべての検出およびブロックイベントがログに記録されます
- 正規表現に一致するテキストが検出されると即座にマスキングされ、ログが記録されます
- ログには時間、ユーザー、適用されたポリシー、検出内容などが含まれます