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SHIELDGate ユーザーガイド

はじめに

SHIELDGateは、隔離されたブラウザを通じて、安全に業務システムおよびインターネットに接続できるセキュリティソリューションです。

接続については、以下のように二つの方法をご用意しています。

  1. アプリのクリック → 登録済みのアプリを選択して接続
  2. URLの入力 → アドレスを手動入力して接続

アプリから接続について

アプリの選択

  1. SHIELDGateにログイン後、アプリリストが表示されます。
  2. 対象アプリをクリックすると、直ちに接続されます。
  3. 上にSHIELDGateメニューが表示されます。

アプリ情報の確認について

各アプリから次の情報を確認することができます。:

情報説明
アプリ名アプリの名前
代表URLアプリの基本アクセスアドレス

URLから直接アクセス

URLの入力方法

  1. 上部のURL入力ボックスにアドレスを入力します。
  2. example.comまたは、https://www.example.com形式で入力可能です。
  3. Enter キーを押下すると接続されます。

💡 ポリシー選択画面が表示される場合

入力されたURLが複数のポリシーに該当する場合はどのポリシーで接続するかを選択できます。

選択オプション:

  • アプリポリシー: 登録されたアプリのセキュリティポリシーを適用
  • URLから直接アクセス: URL専用のセキュリティポリシーを適用

ポリシーごとの違い:

  • ファイルのアップ・ダウンロード権限
  • 他のサイトへの移動可能な範囲
  • クリップボードの使用権限
  • 保存先の利用範囲

💡 ヒント: 情報アイコン(ⓘ)にマウスを重ねると、各ポリシーの詳細内容を確認できます。


セキュリティ認証

接続環境の検証

管理者がセキュリティポリシーを設定している場合、接続するには以下の条件を満たす必要があります。:

  • 許可されたIPアドレスから接続
  • 許可された時間帯に接続
  • 許可された国から接続
  • 登録済みのデバイスで接続

💡 参考: 上記の条件は、管理者が設定した場合にのみ適用されます。

⚠️ 接続がブロックされた場合は、、 接続環境の設定については管理者にお問い合わせください。

追加認証(MFA)

特定のサイトにアクセスする場合やログイン時に、追加認証が必要になることがあります。

認証方法の3種類:

方法手順制限時間
E-mailメールで受け取ったコードを入力5分
OTPGoogle Authenticator、Microsoft Authenticator など認証アプリで生成された6桁のコードを入力-

OTP認証の詳細手順:

  1. 初回設定時: QRコードを認証アプリでスキャンして登録します。
  2. 復旧キーの保管: QRコードとともに提供される復旧キーは、安全な場所に保管してください。
  3. 日常利用: 認証アプリで6桁の数字コードを確認し、入力してください。

💡 ヒント: 認証アプリは、Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Authy などをご利用いただけます。

⚠️ 認証失敗時 "認証に失敗しました。" とのメッセージとともに接続がブロックされます。


利用権限および制限

管理者が設定したポリシーに基づき、以下の機能の利用が制限される場合があります。

キーボード入力

  • 許可: 通常通りのタイピングが可能です。
  • ブロック: "ポリシーによりキーボード入力は禁止されています。"というメッセージが表示されます。

サイトへ移動

  • 許可: すべてのサイトへ自動に移動できます。
  • ブロック: 指定されたサイトへのみ移動が可能です。
    • ブロックされたサイトに接続した場合 → "ポリシーにより禁止されている行為です。"とのページを表示します。

ファイル管理

ファイルのアップロード

  • 許可されたファイル形式のみアップロード可能です。
  • 保存先の選択:
    • ローカルストレージ: ローカルPCのファイルを利用
    • SHIELDGateのファイルストレージ: クラウドストレージの利用

ファイルのダウンロード

  • 許可されたファイル形式のみダウンロード可能です。
  • 保存先の選択:
    • ローカルストレージ: 直接PCに保存
    • SHIELDGateのファイルストレージ: クラウドに保存

⚠️ SHIELDriveストレージを利用する場合: 当該ストレージに割り当てられている必要があります。

クリップボード(コピー/ペースト)

方向別制御:

  • 隔離ブラウザ→ PC: ブラウザの内容をPCへコピー
  • PC → 隔離ブラウザ: PCの内容をブラウザに貼り付け

⚠️ 制限時: "ポリシー上クリップボードの使用が禁止されております。"とのメッセージが表示されます。


追加のセキュリティ機能

画面ロック

一定時間操作が行われない場合、自動的にセッションが終了します。

スクリーンマーキング(ウォーターマーク)

画面にユーザー情報を含むウォーターマークが表示されます。

目的: 画面をキャプチャされた場合、ユーザーの特定が可能です。

ビデオ会議モード

ビデオ会議用の業務システムでは、特別なモードが適用されます。

  • ビデオ会議のパフォーマンス最適化設定が適用されます。

トラブルシューティング

接続問題

接続できない場合

  1. IPアドレス、時刻、デバイスの設定を確認してください。
  2. 接続環境については管理者にお問い合わせください。

MFA認証失敗

  1. 認証コードの有効時間を確認してください(メール:5分間)
  2. ネットワーク接続状況の確認してください。
  3. 問題が解決しない場合は、管理者にお問い合わせください。

機能使用の問題

ファイルのアップロード/ダウンロードができない場合

  1. ファイルの拡張子が許可された形式であることを確認してください。
  2. ストレージの割り当て状況を確認してください。
  3. ネットワークへの接続状況をご確認ください。

クリップボードが使用できない場合

  1. ポリシーで該当の方向が許可されているかをご確認ください。
  2. 反対方向での操作をお試しください。

サイトに移動できない場合

  1. 該当サイトが関連URLに含まれているかをご確認ください。
  2. 業務上必要な場合は、管理者にURLの追加を依頼してください。

💡 ヘルプ: 本ガイドで解決できない問題については、管理者にお問い合わせください。